料理は基本が大事。
まずは基本を見直してみよう
じゃがいも、練り製品、ハムや玉子などは傷みやすい食材。しっかり中ま で火を通し、やや濃いめの味つけが基本。水分や汁気は十分に切る。梅干、 わさび、ショウガ、レモン、お酢など殺菌効果のあるものを入れるのもお すすめ。特に梅雨時から夏場、弁当が傷みやすい季節はご飯もおかずもよ く冷ましてから詰めよう。
にんにく炒め、ニラ、餃子、キムチ、たくあん、意外なところでは大根は酢 の物も煮物も匂う。これらは食べるまでに弁当箱の中にあるだけでも職場 中に匂うし、開けてはまたムンムン、食べればお口からムワンムワン。なる べく昼の弁当には避けたいもの。
パスタ・うどんなど麺類。油多めのおかずは 冷えると一かたまりになり食べづらい。ギュウ ギュウ詰めは禁物。
汁気の多いおかずは汁もれして職場が匂う原 因にもなる。また、おかずが汁まみれになっ たり包みがシミだらけになったりとなんだか残 念な感じ。弁当箱をラップで包む、汁気をよ く切って詰めるなど工夫したい。
初心者であればあるほど包丁は切れ味のいいものを選びたい。手をグーに して素材を押さえ、ゆっくり慎重に刃を入れていこう。
スピードはなくても ぶ厚くても気にせず。料理に合わせ、食べやすく火の通りも考えて包丁を使 えるようになればバッチグー。
葉もの( キャベツやほうれん草など) は沸騰したお湯から。根菜類(大根や 芋、ニンジンなど)は水から茹でる。
しゃぶしゃぶ肉など薄いものはお湯から。煮豚やローストビーフなどかたま り肉は水から。
沸騰したたっぷりのお湯で。
短時間で火を通すシンプルイズベストな調理法。栄養の点では短時間の加 熱で済むため、脂に溶けやすいビタミンA を摂取しやすく、ビタミンC の ような熱に弱い栄養素もあまり失うことなく摂取することができる。
一合は180cc。炊きあがるとお茶碗2 杯分ほど。
ボウルに米と水を入れ、ザックリかき混ぜ米を洗い水を捨てる。
水を捨てた状態の米をすりあわせヌカを落とす=研ぐ。米粒をつぶさないよ う全体をやさしくモミモミ(両手でもよい)したのち、水ですすいでヌカを 洗い流す。白濁=ヌカが落ちた証拠。これを3 〜4 回繰り返す。水は透明 にならなくても大丈夫。
米の量に合わせ炊飯器の目盛通り水を入れる。すぐに炊飯スイッチオンして もよいが10 分20 分水が米にしみこむのを待ってもよい。気分とお好みで。
炊きあがったら5 分ほど置いて蒸らす。米つぶをつぶさないようにしゃもじ で切るようにほぐし、余計な水蒸気をとばす。
ごはんを食べる分だけ器によそう。
濡らした手のひらにまんべんなく塩を振る。
左手にごはんを乗せよう。
右手と左手を90 度に交差させ、上から包む ように右手をかぶせて、キュッと力を入れて 握る。
右手は「へ」の形に。ごはんを数回回転させ て三角にかたちづくる。力を入れ過ぎると米 つぶがつぶれるので注意。
鍋に卵とかぶるくらいの水を入れて火にかけ、 水から10分茹でる。
沸騰した湯に入れ3分〜5分茹でる。
保温性のある容器にぬるめのお湯(60 〜 70℃)を入れ、玉子を30 分浸けておく。
器に玉子を割る。フライパンのフチで割ると 失敗の恐れあり。避けたい。
薄く油を引いたフライパンを熱する。
玉子がこわれないようにそっとフライパンに滑 らし、弱火でじっくり火を通す。
白身に大体火が通ったら強火にして30 秒。 そこへ適量の水をかけ回して「ジュッ」と音が した瞬間素早くフタをする。水分が飛んだら できあがり。
玉子2 個に砂糖5 つまみ、塩ひとつまみ入 れて白身のコシを切るようによく混ぜ溶く。 しょっぱいのが好みの場合は塩2 砂糖3 くら い。
油を引き熱したフライパンに玉子を流し込み 焼く。
適当に固める。平たく焼いて畳むも良し半熟 状態のうちにまとめるも良し。